見聞録(旅行記 2017年)

見聞録(旅行記)6 シェムリアップ訪問(5)2017年1月7日


 いよいよ、今回で2017年1月のシェムリアップ訪問の記事も最後です。いつも帰りの日は何もできないことが多いのですが、今回はちょっとチャレンジしてみました。




 起床はいつも通り午前6時です。と言っても日本時間では午前8時です。帰国してからもうちょっと早く起きなくてはいけません。とりあえず、朝のシャワーを浴びてシャキっとしました。その後にブログをアップしてみました。一部は成功です。

 さて、例によって一番乗りの朝食です。最後なので、目先を変えて麺類にしてみました。写真のように結構ボリュームがあって、味も日本人好みです。私は原則肉を食べませんので、シーフード入りのものにしました。小エビとイカくらいしか入っていませんが、充分です。




【お土産に関して】


 食後にちょっと土産が必要だと思いついて、IKTTにまた行きました。カンボジアではすっかり定番になっているクッキー(のようなお菓子)を二箱25ドルで購入しました。私がシェムリアップに通い始めて少しして(2006年くらいに)日本人が考案したお菓子だと聞いた覚えがありますが、今や空港にも置いてあるカンボジアの定番土産になっています。


 ホテルに帰る途中のスーパーで適当な紙袋が無いかと探してみたのですが、ありません。海外旅行に行くと荷物が増えることも多いので、布製の折りたたみ式の手提げ袋を持っていくと便利です。今回私は忘れてしまいましたが。


 さて、部屋に帰ると午前10頃になっていました。外気温は体感で30度を越えていて、30分くらい歩いただけでかなり汗ばんでいましたので、もう一度軽くシャワーを浴びました。ちなみに真夏なんかに行ったら、一日4〜5回のシャワーは当たり前です。着替えもかなり必要です。すぐに汗が流れてきますから。東南アジアはある程度年をとったら夏場は避ける方がいいでしょう。体力の消耗が激しくてしんどい思いをします。


 少しブログ記事の原稿を書いていると午前11時を過ぎました。荷造りの最終チェックと忘れ物チェックを念入りにして、チェックアウトに備えました。慌ただしくすると結構忘れ物をしがちです。チェックアウト前は時間的な余裕を持ちましょう。シェムリアップのホテルでは、チェックアウトの時間はたいてい12時(正午)が多いです。急かされることもありませんが、11時ころにはハウスキーパーが早出の近隣の部屋の清掃を始めています。


 午前11時50分にチェックアウトしました。事前にネットで支払いは完了していて、冷蔵庫のものは何も使っていませんので、その件を訊ねられても”Nothing”と答えて終わりです。荷物を預かってもらって、昼食に出かけました。迎えのトゥクトゥクがホテルに来るのは、午後4時です。それまでに結構時間があります。


 歩いて数分のレストラン兼カフェに入りました。欧米人のカップルは日差しの強い外の席に座っていましたが、私はもちろん冷房の入った室内の席を選びました。蚊に刺されるのも嫌ですから。注文したのはまたしてもヌードルです。朝食に食べたものとの比較をしたかったこともあります。味にさほど違いはありませんでした。デザートにアイスクリームとコーヒーを頼み、少ししてハッピーアワーのビールを頼んで暇つぶしです。結局その店には2時間30分ほどいました。店員はかなりフレンドリーで、英語でのやりとりもしました。実は以前から試してみたいと思っていたことがあったのです。それは、こちらの床屋で理髪してもらうことです。店員に、「近くの床屋で理髪してもらおうと思うのだけれど、少しだけ切って欲しいときには何て言ったらいい?」と訊ねてみると、「カット・ソー」で良いと言います。彼には昼食の会計の7ドルを払うときに、おつりから1ドルを抜いてお礼に渡しました。




【15年目に初めてのカンボジア床屋経験】

 レストラン兼カフェから徒歩2分の床屋に行くと男性用の店は2ドル、女性用の店は5ドルと表示されていました。先客が2人ソファーに座って待っています。私もその隣に座りました。10分ほどすると、先客が私に「お先に」とジェスチャーしますので、理容椅子に座り、「カット・ソー」と言って神妙にしていました。店主らしきにこやかな40代の男性はクシですいた髪を巧みなハサミさばきでカットする技術を持っていました。私に鏡を見せ、同意を得ながら刈っていきました。所要時間は15分です。洗髪もシェービングもありません。本当にカットだけです。それにしても2ドルは安いです。満足して店を出ました。ついでに、ビジネスカードをもらってきました。「DARA HAIRCUT」とあります。




【怪しいマッサージ店】

 床屋を出たのが午後2時55分ころです。まだ時間があります。そこで、マッサージでも、と考えて床屋から2分ほどのマッサージ店に行きました。写真では分かりづらいですが、足のマッサージは2ドルとあります。安いです。店内に入りました。叔母さんが一人いました。私にメニューを見せます。なんと英語のメニューでは、足のマッサージが60分4ドルなのです。そのまま店を出ても良かったのですが、「まあ良いか」と思ってやってもらうことにしました。なかなか力強いマッサージです。始めて20分ほどで、別の欧米人の客が入ってきました。そちらはボディ・マッサージを希望しているらしく、急遽叔母さんが電話で助人を頼みます。やって来たのは、若い男性です。てっきり彼が欧米人に回るかと思っていたら、彼は私の担当です。叔母さんとスイッチして、マッサージを続けます。予定より早い50分で終了です。この次には来る気がしませんが、膝の痛みはかなり引いていました。血行が良くなったのでしょう。




 午後4時ちょうどにボン・ソーンの知合いのトゥクトゥクがホテルにやって来ました。空港に直行し、彼に4ドル払いました。空港はかなり混み合っていましたが、何の支障もなく搭乗手続きを完了し、午後5時30分に空港ラウンジに入り入りました。予定時刻を30分ほど遅れて午後6時30分に離陸しました。






【危機一髪】


 午後7時15分、ホー・チミン国際空港に到着しました。ここでも手続きはスムーズでした。しかし、手荷物検査の後に事件が起きました。私の不注意です。重いバッグ、PC、土産物の入った紙袋、貴重品の入った小型バッグをエックス線装置にかけるべく通過させたのですが、小型バッグをなぜか取り忘れたのです。中には日本円の入った財布とカメラが入っていました。待合室に向かう途中で気づき慌てて取って返しました。冷や汗が出ました。ありました。だれかがエックス線装置の上に置いてくれていたのです。助かりました。中身も大丈夫でした。私の場合、荷物を三つ以上持つとひとつ忘れる傾向にあるようです。これからは、二つにしようと決心しました。


 さて、ホー・チミン国際空港での待ち時間は5時間です。売店で菓子パンと甘い飲料水を2ドルで買って腹ごしらえして、椅子に横になって待っていました。午前0時30分ころ搭乗し、午前0時50分に離陸しました。ほぼ満席状態です。名古屋空港到着は午前7時50分。外気温は5度でした。時差が2時間ですから、5時間のフライトでした。到着前の朝食に「フィッシュ」の選択肢があったのは幸運でした。味も上々でした。無事帰宅したのは午前10時少し前でした。チャンナレット、ボン・ソーン、そしてIKTTにお礼のメールを送りましたが、いずれも返事はありませんでした。




 今回もいろいろあったシェムリアップ訪問の旅でした。少しでもあなたに興味を持っていただき、また将来の役に立てば幸いです。では、またの機会の記事までさようなら。


(終わり)

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