第37回 中部地雷問題支援ネットワーク講演会
シリアの「復興」で残される難民の問題
開催日時 平成29年12月23日(日) 午後2時~4時
開催場所 名古屋市東生涯学習センター 第2集会室
講 師 内海旬子(JCBL理事)
参加者 22名
お話の概略(白井のメモより)
【一般論】
・宗派による違いは無い。
・食生活 ー 豚肉は食べない。ラクダは食べる(一頭2,000ドル)。
・アラビア語は話し言葉と書き言葉が違う。
【紛争】
・シリアの混乱は2014年から始まった。
・和平への道のりは遠い。
・ISIS対策は2017年11月に終了。
・紛争により47万人が死亡した(40万人は直接の犠牲者、7万人は疾病や栄養失調)
・190万人が負傷(人口2,100万人)
・慢性疾患の増加、貧困率上昇、人口減少、教育環境喪失
・難民ー530万人
・ヨルダンのシリア難民ー減少傾向
【支援】
・主な支援団体ーUNHCR、UNICEF、赤新月社、HI
・JIM-NETの活動ー負傷者、障害者への移動サービス、女性障害者への支援、女性の社会参加
・国際支援金の不足ー46億ドルが必要のところ、49%しか集まっていない。
【ヨルダンのシリア難民】
・80%は一日3.2ドルの貧困状態
・第三国定住 ヨルダンから他国へ(カナダ9千人、アメリカ18.3千人、オーストラリア29.2千人)
・キャンプー135千人、都市部ー515千人
・帰国希望者減少
・長期化によるモチベーション低下対策が必要